神様の意地悪
三時間も待ってられないと愚痴るサヤ


私も三時間待ってまで歌いたいとは思わない



すると...


椎野君が『うちの店に行こうぜ、俺のオカン居酒屋やってるし』


私達は椎野君の店に行く事にした



私はサヤに聞いてみた



『サヤ、椎野君、私の事、何か言ってた?』


『翔の話しだと千尋と付き合いたいみたいな事、言ってたみたいだよ!けど軽そうだし千尋の泣く姿とか見たくないしね』


『サヤ、ありがとう!』



『千尋、椎野君、泣かしてよね~!奴が泣く所を見てみたい』


『アハハ~女は怖いね~第一印象で決めちゃうんだから~!私とサヤは小悪魔だね』


『そうだね~小悪魔なんだよ女は』(笑)


話しをしながら歩いてる居酒屋に着いた



居酒屋【なごみ】


椎野君の案内で私達は居酒屋の暖簾をくぐった



『すいません、まだ開店前で、あらレイジどうしたの?』


『オカン友達連れてきたから適当に飲ませてね』



『レイジが友達連れてくるなんて初めてね!今日は楽しんで行ってね、あっ今日は私がご馳走するわ!レイジが友達連れてきたの初めてだから嬉しくてね』


ハイ!未成年は飲んでは、ダメですよ


そんなの、お構い無しの私達(笑)



私達はビールを飲みだした



おつまみは椎野君が作ってくれた



昼間から酒飲んでカラオケ


とんでもない高校生だと世間は思うだろう



けど高校生は、そんな事、気にしてませんから(笑)


みんなで乾杯した



椎野君は最初に出逢った時の印象とは少し違う感じがした



話しによると椎野君には、お兄さんがいる

椎野君の、お兄さんは椎野君と腹違い


椎野君のお父さんが再婚して椎野君が産まれたと....



何か家庭環境が複雑みたい



お父さんは高校を卒業して家を出て一人暮らしをしてようだ



居酒屋【なごみ】


私は椎野君よりも、椎野君の、お兄さんに興味を持った



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