【続】ツンデレな彼。~ツンデレ彼氏を溺愛中~
『あ』
マズイ。といった顔をした祐也くん
これは....伶香怒るよ........
あたしが伶香の立場だったら?
楓くんがあたしじゃない他の女の子とメールしてたら........?
かなしいよ............
『....................』
無言で祐也くんのケータイをチェックしている伶香。
『楓が余計な事ゆーからー........って、なんで雫ちゃんが涙目??』
『祐也くんのせいだよっ!』
なんで涙目になったかなんて、恥ずかしくて言えないけど。
ただの妄想で涙目になったなんて、恥ずかしすぎる........
『俺のせい!?』
『........変な想像してんじゃねーよ』
ムンクの叫びのような顔でショックを受けている祐也くんを
無視してあたしに向かって言ったのは楓くんだった
ドキっ!!
楓くんはあたしの方に体を向け、
制服の裾であたしの涙を拭き取ってくれた。
意外と、顔の距離は近くて。
急に楓くんに触れられて。
色々恥ずかしくて、あたしの頬は真っ赤に染まった。