右隣の彼
とその時だった
「津田君」
課長が私を呼んだ。
「はい」
課長の方を見ると
「岸田なんだが、風邪と発熱で今日休むそうだ。
 今日、外回りは・・・」
「今日は・・・ありませんが」
「わかった。じゃあ・・悪いが岸田の分も頼むな」
「はい・・・」

な・・なにー?
風邪で休み?そんなわけない!あの公園で野宿でもしない限り
風邪だなんて・・・・ってまさか野宿?
いやいや絶対さぼりだ。

その時だった私のスマホが鳴った。
相手は野宿疑惑の岸田君からだった。
< 25 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop