御曹司さまが放してくれない!!
また、だんまり!?
さっさとなんか言えばいいのに。
御影さまは、視線をそらしていた。
でも、相変わらず腕はつかんだまま。
なにかを考えるように、うなったり
そうかと思えば決心したように口を開きかけて
けど、言えなくてまたもごもご。
なにがしたいんだ、この御曹司。
本気で自分中心に物事が回ってると思ってるな?
ていうか・・・・・
先生たちも、とめなさいよ!!!
このままだと、式も進まないのに。