御曹司さまが放してくれない!!
こんな大きな車、どこに隠してたんだか・・・・

電話して1分くらいしかたってないから、近くなんだろうけど。



「おかえりなさいませ、御影さま。」

執事さんみたいな人が出てきて、ドアをあけてくれる。


「おう。ほら、椎名。乗れよ。」


「へ!?」



・・・・マジですか。

この、いかにも高級車!みたいなのにですか?



「早くしろ。時間ねえ。」

「はい・・・・。」

なんか、すべてのことに圧倒されてついてけない。



中は、もう、わたしの部屋よりもよっぽど豪華なつくりだった。

ここ、住みたいな・・・・



TVとか漫画とかで見たことあるVIPな人が乗り込む車の社内そのままだ。


ていうか・・・なんで運転席との間がこんなにあいてるの?

それなら3列シートにすればいいのに。

そしたら、いっぱい乗れるじゃん。



「おい、つめろ。

俺が座れないだろ。」


「あ、ごめんなさい。」



って・・・・なんでわたしが謝ってるの?

これって軽く拉致じゃない?







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