恋なんて、できないと思ってたんだ。
  「…っは、冗談は止せっ」



「冗談なんかじゃ、ない。


俺はアキラじゃなくって。姉ちゃんって呼びたい。



なぁ、厳しいこと言うみたいだけど。




結局、姉ちゃんさぁ、怖いんでしょ?」



固まった。



時計の針がぴったり、止まった気がした。



僕と、アツシだけが


ぐるぐる


過去をめぐりながら


動いてる。



分かってたよ。 私が弱いって。


分かってたよ。 逃げてるだけだって。


でも  でも
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