あなたに触れたくて...

触れた手



「蓮ー!!!」

私は、走った。


「ゆ、結愛…???」


「はぁ、はぁ、れ、蓮…」

「結愛、落ち着け…」


早く、早く伝えたい。


「蓮、私ね。
蓮が辛くなるくらいなら、私が我慢するべきだと思ったの。

でも、皆に背中押されて気づいたの。

蓮。私のわがまま聞いてください。


私、蓮が好き、大好きなの。私も蓮以上に愛せる人なんていないのっ

こんな私だけど、付き合って下さいっ」


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