もう一度、逢えたら…
練習が全て終わり、
教室へ帰るために、小山と速水とつるんで歩いていると、
保健室の前の水呑場で膝を洗う遠藤の姿が見えた。


両膝から赤く血が滲んでいて、
結構な怪我をしているようだった。


速水が、

「うわぁ、痛そうだね。

大丈夫?」

と彼女に話しかけた。


彼女は顔も上げず、膝を洗いながら、

「大丈夫。」

とだけ答えた。
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