もう一度、逢えたら…

☆告白

「武さ~ん、
外はまだ暑いよ~。」


カラオケ店の外に出ると、
外はまだ
熱気でむわっとしていた。


「いいから、
お前はココに座っとけ。」

浦野はそう言うと、
カラオケ店の
向かいのマンションの
道沿いに作られた
花壇の縁に
速水を座らせてから、
自販機を探しに行き、
自分も彼の横に座りながら、
買ってきたスポーツドリンクを
速水に手渡した。


「で、話ってなんだよ。」


「お、サンキュー、武さん。」

速水は
受け取った
スポーツドリンクのふたを開けると、
一気に
半分ほど飲み干した。


そして、
少し落ち着いたように、
浦野の顔を見た。


しかしすぐ、
手元の
スポーツドリンクを
弄んでいたが、
迷うように
話を切り出した。
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