もう一度、逢えたら…
「ちゃんと、
告白するのか?

わかったよ。

俺も協力するよ。

俺が撒いた種だからな。」


うんうん、
と頷きながら、
速水は
自分を説得するように
言った。


「お前は
何もしなくていいよ。

お前はもうちょっと、
ここにいろ。

ちょっと話してくる。」


そう言って、
俺は
カラオケボックスに
戻った。
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