ショコラノアール~運命の恋~
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「おーいっ」

バシッ


「ぎゃー

ってーなあ、なにすんだよ」



どうした?って顔で覗き込んだ

陽くんの顔を至近距離でチョップした。


嫌なこと思い出させられて、

いらっとしたところに顔出すあんたが悪いんですよ!



「近いのよ」


「ふん」


「何よ」


「変わったなホントお前」


「当たり前でしょ?

 中学卒業して以来だし、

 誰かさんなんて性別まで変わってるんじゃない?」


「変わってねーし、さっき説明しただろ?

 別に趣味とかじゃねーし」


「似合ってたわよ」


「うっせ!

まあ、今日でそれも終わりなんだ」


「どうして?似合ってるのに」


「バイトやめて来た。

そろそろ足がつきそうだからさ。

潮時かなと思って。

お前に見破られちゃったからな~


けどあそこ、マスターの家に泊めてもらったから、

すごい助かったのになー、

しばらく猶予してくれるみたいだけど、

そこもでなきゃ。」


「バイトに宿提供してくれるとか、珍しいね」


「俺の魅力に負けたんじゃね?」


「はぁ?」







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