俺を嫌いになればいい。
地響きのような音が人の足音だと気付いたのは、この教室の扉が勢いよく開かれた後だった。
「番長おおおおおお!体育教師の岩鞍が竹刀片手に乗り込んできましたあああ!」
雪崩れ込むように入ってくる人達。
「お前がお祓いとか言って体育教官室から怪しい札と数珠をかっさらってくるからだろ!?」
「いくらオカルトマニアで有名でも、なにも岩鞍から奪うことはねえだろ!」
「何だよ!こっちはあの鬼教官・岩鞍から奪ったんだぞ!?じゃあお前等その首にぶり下げてる数珠と手にある札を返せよ!」
『イヤだ!!』
「幽霊から身を守るものがあったとしてもあの鬼教官から身を守るものはねえぞ!」
「しかも自分のコレクションであるオカルトグッズを奪われたから岩鞍のやつめっちゃ切れてんぞ!」
「ど、どうしましょう番長!」
『助けてください番長おおおおお!』