YUMERI〜女のコにはユメとキボウがあるのだ!〜
「あ、希望梨か。おはよう」
「…おはよう」
振り向けば、孫娘。
そんな状況を知らず、創介は話し続ける。
「携帯は便利だなぁ。えっと、何だったかな、じいちゃんが使ってるのは素朴な携帯なんだけども」
希望梨は吹き出しそうだった。
シンプルな携帯と言いたかったのだろう。
「まぁ、電話としてしか使わないからな。メールとかはよく分からんからな」
「うん、うん」
取りあえずあいづちを打った。
創介が歩き、少し離れて希望梨が歩き、その横に耳ダンボ状態のミヨがいる。
「今まだ駅か?」
「えっ、あぁ、うん」
嘘をついてしまった。
「だいぶモダンな駅になっただろ」
…モダン!
「…う、うん」
「駅前にレインボーって喫茶店があるからな、そこで待っててくれないか。モーニングが美味しいぞ」
「そーなんだ。分かっ…」
創介より先にレインボーという喫茶店に着いて待ってなきゃあと考えながら電話を切ろうとした。
「ちょっと寄る所があるからな、先にモーニング頼んで待っててくれな。出来る限り早めに行くからな」
ツーツーツー…。
「…おはよう」
振り向けば、孫娘。
そんな状況を知らず、創介は話し続ける。
「携帯は便利だなぁ。えっと、何だったかな、じいちゃんが使ってるのは素朴な携帯なんだけども」
希望梨は吹き出しそうだった。
シンプルな携帯と言いたかったのだろう。
「まぁ、電話としてしか使わないからな。メールとかはよく分からんからな」
「うん、うん」
取りあえずあいづちを打った。
創介が歩き、少し離れて希望梨が歩き、その横に耳ダンボ状態のミヨがいる。
「今まだ駅か?」
「えっ、あぁ、うん」
嘘をついてしまった。
「だいぶモダンな駅になっただろ」
…モダン!
「…う、うん」
「駅前にレインボーって喫茶店があるからな、そこで待っててくれないか。モーニングが美味しいぞ」
「そーなんだ。分かっ…」
創介より先にレインボーという喫茶店に着いて待ってなきゃあと考えながら電話を切ろうとした。
「ちょっと寄る所があるからな、先にモーニング頼んで待っててくれな。出来る限り早めに行くからな」
ツーツーツー…。