私の心を彩る君


気付けば空を見上げ、立ち止まっていた


「海!行くぞー!」

「あ、はい!」


慌てて彼らを追いかけた

置いていかれないように、見捨てられないように



そして私は決めた

彼らが私を見つめてくれたように

私も彼らを見つめよう

そしていつか、彼らが私のことを自慢の友人と呼べるように、自分を恥じない私になろう

それが今の私ができる精一杯なのだと思う







沈む夕日が4人の影を伸ばしていった

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