妄想恋愛
「しかもタオル頭にかけてるの!!水色のタオル!私が誕生日にあげたやつ!!」


「はあ、よかったですねえ」


「心がこもってないよちはるこちゃん!!」


「おめでとうございます先輩!!よかったですね先輩!!プレゼント使ってもらえるなんて結構良い感じですよ!!ファイトです先輩!!」


「ありがとう!!」


少し自棄になっている後輩と堅い抱擁を交わし、私はサブバックに手を伸ばす。



「で、同じタオル買ったのでお揃いです。いえーい」



「ストーカーみたいな事するんじゃありません!!」



後ろから誰かに頭を凄い勢いで叩かれた。

凄い痛い。大事だからもっかい言う。
凄い痛い。



この痛さは理科の資料集+地図帳だな、痛いし。


「痛いなあ、もう。暴力反対だよ水瀬ちゃん」


「全くひーちゃんは…」


「ごめんってばあ!」


資料集と地図帳を片手に私を見下ろしているのは、親友の戸田水瀬(トダミナセ)。

水瀬ちゃんは頭が良くて、テストでも114人中1位をとってたりする。


私は114人中45位というぼちぼちな感じ。


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