それだけで、キセキ。
六つも年下のはずなのに、彼の腕の中にいる時は、私の方が子供みたいだ。

抱かれていると不思議なほど安らいで、彼の纏っている柔らかなオーラに、同化してしまっているんじゃないかと思うくらい。



一度肌を合わせただけなのに、もう離れたくないなんて思ってる。

好きで好きで、たまらなくなっている。

だから、どうしても怖い。

彼は気にするなって言ってくれたけど、それは絶対に無理な話。

彼がどれだけ魅力的な男の子なのか、抱かれて改めて気付いてしまった私には、年齢を無視するなんて、とてもできない。



ただでさえ釣り合うレベルじゃないのに、この年齢差。

幸い、今はまだほんの兆し程度だけど、カラダのあちこちに衰えの見え始めた自分が恨めしい。

年の差を埋めることはできないから、何とかして、せめて今の状態を保ちたい。

彼をガッカリさせないカラダでいたい......,
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