それだけで、キセキ。
予想外の急な展開にも臆することなく、年下の彼に存分に甘えることができたのは、カラダの準備が整っていたせいもある。

最後まで二股男に抱かれることは無かったけど、皮肉なことに、こいつのために隅々まで磨いておいたカラダが功を奏した。

悔しい気もするけど、恋愛に置いては、何が幸いするかわからない。



「智子さんの肌、キレイだね。真っ白で、すべすべしてる。」

「.......そう?ありがとう。」

「柔らかくて、気持ち良い。ずっと抱きしめていたくなる。」

「じゃあ、これからいっぱいそうして。」

「うん。」

「もうオバさんだけど、爽太くんのためにもっとキレイになれるよう、頑張るから。」

「だから、オバさんじゃないって。年なんて関係ないし、気にし過ぎ。」

「そうなのかな?」

「うん。そんなの気にしなくていいよ。もう十分キレイだし、俺が好きになったのは、今の智子さんなんだから。」



ふんわりした笑顔で、彼が微笑む。

私の髪をかき上げ、溶けそうなキスをくれる。

彼はいとも簡単に私を素直にしてしまうから、心もカラダも、いつの間にか彼の思うままになっている。
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