星使いの少女Ⅱ

「もう…絶対にいなくなったりなんかしないから。」



「絶対…行かなきゃならないのか?」



真剣な、悲しそうな表情で言う勝利。



あたしはその言葉に無言で頷いた。



「その間、由利をお願い…。あたしがいなくなれば少なからず由利に影響が出る恐れがあるから。」



由利は次世代…あたしの次の《星使い》として選ばれる可能性があるからね。


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