隠れ鬼
[花ちゃん?]

[あら、あらまあ……]

[お義母様……]

[電話してもいないわけね…こっちに来てくれていたなんて…]

[驚いたでしょう…?ごめんなさいね…]

[いえ、あのっ]

[あなたにはこんな所、見せたくないから絶対伝えるなって、ずっと……
                         ばかね…会いたかったでしょうに…]

[二時間ほど前に逝ったのよ]

[え?]

見るとそこには、さっきまであんな笑顔だった叶雪さんが眠っていた。

[花ちゃんには……本当にいろいろ…]

[だって…今… ]

叶雪さん、なんてひどい人ですか。

[聞いて下さい…私も…あなたが…っ叶雪さん…]

あなたの投げた石は、こめかみには当たらなかったけど、
                  私の心臓を砕いていったんだと思います。



         どうだ、
              すごいコントロールだろう?



                                         おわり
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