携帯フケータイ。
心配かけてごめん。

そう言うはずのこのシーンで、何も言えず人形の如く俺が固まっているのは。

彼女のこの行動が、普段の彼女からは考えられないパターンだからだ。


彼女は、付き合いはじめても恋人らしい雰囲気を嫌がった。

デートの時、手を繋がせてもくれなかった。

「なんで恋人だからって手を繋がなきゃいけないの?」

さばさばした……いや、しすぎた性格の彼女なんだ。



< 73 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop