携帯フケータイ。
「お前ら……」

地を這うような怒りのこもった低い声が。


やばい。
おっさんの存在、すっかり忘れてた。


彼女から腕をそっと離して、俺はおっさんを見た。


しかし。


おっさんは彼女を見ていた。

その顔は赤く、体は小刻みに震えている。

明らかに、怒っている。



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