携帯フケータイ。
「付き合い始めた時ね、ちょっと不安だったの。私は本当にこの人をずっと好きでいられるのかなって」

変でしょ、と彼女は笑う。

「でも、わかった。慎ちゃんが何処にもいなくなっちゃったんじゃないかって思ったら、頭おかしくなりそうだった」

「恭……」

「だから。もう迷わないよ。私は慎ちゃんが好き。一緒に居たい、ずっと」

俺を真っすぐに見て、彼女は言った。

「あ、だからって今すぐ将来を誓いましょうとかじゃないよ」

慌てたようにそう付け加える。



< 88 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop