携帯フケータイ。
でも。

「そのポーズで言われると、なんか怖いんですけど……」

あら、と彼女は包丁を持つ手を下げ、それをキャベツの刈り株に突き刺した。

「ね、慎ちゃんは?」

「え」

「慎ちゃんは、どうなの」

いきなりな問いに戸惑う。

「ごめんね、いきなり。でも、今回の事で私気がついたの」

彼女は青空を仰ぎ、すう、と息を吸った。



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