携帯フケータイ。
畑仕事を手伝ったのがよかったのか、はたまた一緒に飲んだのがよかったのか。

俺はすっかりおっさんに気に入られてしまった。

「ありがとうございます。でも、まずはきちんと学校を卒業します。そして」

ちら、と彼女を見る。

彼女も俺を見て微笑む。

「おい、娘はやらんぞ」

おっさんは途端に不機嫌になる。なんだか、可愛い。

「じゃあ、僕が彼女に貰ってもらいますよ」

そう言って笑っているうちに時間が来た。



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