オレ様探偵とキケンな調査
「また浮気調査ですか?」


「あぁ。全く世も末だな。男は女のケツ追いかけ回して、嫉妬に狂った女房は旦那との離婚に向けての証拠固めに必死になって。要は金欲しさだ」


「ただ戻ってきてほしいだけかもしれませんよ?」


「2年も待ってたバカ女には理解できんだろうよ」


「バカじゃないもんっ」


「小僧にキスされるような隙だらけの女は、ただのバカだ」


「意外と根に持つタイプなんですね?」


「誰がだよ?オレはあんな坊や相手に嫉妬なんてしねぇからな」


「…何も言ってくれないくせに。ヤキモチも素直に妬けない帯金さんの方がバカですっ」


「言ってくれるじゃねぇかよ。椿はママのおっぱいしゃぶってる乳臭い坊やの方がいいんだな?」


「そうじゃなくてっ!あたしはただ、帯金さんに…」


「何?」


「もう、いいですっ!あたし、出てきますっ」


「フンッ。どこにでも行っちまえ、バカ女」


「帯金さんのバカッ!!」


───バタンッ


ドアを閉めてあたしは階段を駆け下りた。
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