先生・・・。
『私は、睦月さやか。養護教諭よ。よろしくね』

『はい。如月千遥です。よろしくお願いします』

『体調は大丈夫なの?急に倒れたって柴山先生が言ってたわよ』

千遥は思い出した。

あの時、バレーの話をされて倒れたんだ。

嫌な記憶しかない。

消え去ってほしい過去の記憶。

でも、やっぱり思いだしてしまうのだ。

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