首筋の月
1章

日常




〖志紀side】


ピピッピピッ…

「あー…朝、か。」

眠い。
寝たい。

…いやいやいやダメ!
先生達の手伝いしないと!

「ふああぁぁあああ…」

大きな伸びをして、ベッドから出る。
二段ベッドの上の女の子を起こさないように、そーっと…

「き~が~え~は~っと…」

ブラウスと靴下を出し、着替える。
壁に掛けてある制服をハンガーから外し、ハンガーを壁に戻して制服を着る。

ドアを開けて、みんなを起こさないように、そーっと…

一階に降り、リビングのドアを開け…

「おはよ、先生。」

先生に挨拶。
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