首筋の月

迷惑な転入生



_______


ピピッピピッ


んー…あー、朝か。

「…ここは、日溜まりの丘?
じゃあ…あれは、夢?」

あたしが千年に1人の能力持ち…ってヤツで、これからいろんなのに狙われるって…

神の供物だの、悪魔への生贄だの…

あーだめだ、朝だから頭回んない…


あたしは制服に着替えて、そっと部屋を出た。

ガチャッ

「先生、おはよー。」

「おはよ…ってあら!
志紀ちゃんの首にタトゥーが!」

タトゥー…?

「あ…、っ」

これは、昨日浮かび上がった月の印…

これがあるって事は…

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