オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


「う、うん……

少しだけビックリしたけど大丈夫だった」

さっきよりも大神くんの口調が落ちついて

安心していたら、彼は言った。


「もう少しで食べ頃かな、赤ずきんちゃん」


「へ?」


大神くんが私の近くに寄る。


「触れるんなら、もう僕は必要ない

キミを食べて終わりにするまでだ」


「ま、待って……何するの?」


だんだんと、距離を縮めてくる大神くんに

後ずさりしながら止めるけれど

彼は全然気にしない。


そして、ニヤリと口角を上げると

彼は私の耳元で囁いた。

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