俺をみつけて【短】
目の前でチューチューとオレンジジュースを飲んでいる姿はなんとも可愛らしい。

名前は、優里【ゆり】っていうらしい。

優里ちゃん。

優しいその風貌にピッタリの名前。

パチっと目が合うとにっこり微笑まれた。

「優さん…でしたよね。
何のお仕事されてるんですか?」

26歳の男が私服でぶらぶらしてるなんて、ニートしか選択肢がないだろう。

…でも、仕事の内容は言いたくない。

言ったらきっと……。

もう、会えないから。

黙り込んでいる俺に何かを察したのか優里ちゃんは「…じゃあ、この辺で」と別れを切り出した。

「あ、ちょっと待って!」

…言わなきゃ。

きっと、これが最後だから。

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