恐怖へいざなうメールはいかが~from.ミチカ
 森田は母の問いに、真剣な顔で振り返った。
「友達に会ってくる」
「友達?」
「急いでいるから、行くよ!」
「えっ、ゆ、夕飯は?」
「帰ったら食べる!」
森田は叫ぶと外へ出て、バタン!とドアを閉めた。残された母は、ぽかんとした顔で宙を見つめていた。
「あの子に友達ができたなんて…人間の子なのかしら?だとしたら、今晩雪が降るわね」
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