彼は美しく私を惑わす
5章 陸side

陸side

幼稚園の年長組のころ、初めて恋をした。俗にゆう、一目惚れだ。

その存在こそ、片野優花だ。
小さい頃から、天使のようだった。
白いきめ細やかな肌にピンク色の唇
ぱっちりお目めにとにかく無邪気で可愛らしい女の子だった。

『陸くん !』



















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