鬼主
街に着いたのは夕方で、さして大きくはないが屋敷の前に到着した


「依頼した場所はここですね?」


「あ、あぁ…報酬は前払いで済んでいたな?」


「ええ。前払いで頂いています…フェイド卿のことは申し訳ありませんでした。それでは、私はもう行くので」


頭を下げ、ギルへと背を向けて大股でコトノは歩き出した

そのあとをヒナタは追って行く


「……散々な旅だったな…フェイド卿はどうでもいいが…目的は果たされた。」


そう言って屋敷のドアノブに手をかけるがすべり落ちた

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