鬼主


「この陳皮な村にも一人はいるのでしょう?鬼主が。これに出れば、この村はもっと人に溢れ栄える。そのチャンスを逃すというのですか?ロスター卿?あ、だけどその鬼主が鬼器を全く扱えないのなら、ただの恥さらしですね?」


そうベラベラと全体的に黒い男が喋っているのをコトノはヒナタと共に部屋の外で聞いていた


「うっわ…よく回る口。今すっごく、あいつ殴りたい」


ヒナタは笑顔でそんなことを言ってのける

仮にも相手は自分たちよりも階級が上の人間なのでそんなことをすればただではすまない

コトノは視線だけをヒナタに向ける

それに対しヒナタは苦笑しながら「わかっる」とだけ答えた
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