マンガみたいな事が起きました。
香水臭いし
無駄にくっついてくるし……
「裕貴くぅぅん」
甘えた声は最高に気持ち悪い。
俺が呼ばれたい相手はただ一人なんだよ。
“裕貴くん”
自分のした行動のせいで
もう二度と自分はあの笑顔を見ることができないのだろうか。
見る資格なんてないか……。
こうやって東雲も俺を好きになってくれたら……
どうして好きになってほしいやつに
好きになってはもらえないのだろうか。