チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)
学校に向かう生徒たちの間を、ただひたすら走り抜ける。
冷たい空気が肌に刺さってじんじんと痛む。 ……胸の奥も、痛い。
……私はYUKIが好き。
その気持ちをYUKIは知っているのに……なのに、『宇田川なら咲良を幸せにしてくれるよ』って何?
『付き合えばいいと思う』って、何……?
なんで、微笑みながら言うのかな……。
YUKIの気持ちが、全然わからない。
「あさひちゃんっ」
校門を抜けた直後に、誰かにガシッと腕を掴まれた。
誰か、というか。
私のことを『あさひちゃん』と呼ぶのは一人しか居ない。
「健二、さん……」
「……なんで泣いてるの」
「え……?」
……私、泣いてる……?
「……ていうか、ここでは言えないよね。 一緒に来て」
「あっ……」
健二さんに手を引かれ、昇降口とは別の方へと歩き出す。
……向かった先は、校舎裏。
日の光が満足に届かない場所だから、とても寒い。
だけど、二人きりで話すには絶好の場所だ。
「どしたの。 雪村になんか言われた?」
ポケットからティッシュを取り出した健二さんが、私の涙を拭いながら心配そうに見ている。
「……付き合えばって言われた」
「ん?」
「……私と健二さんが、付き合えばいいと思うって」
……YUKIに言われたことを、真っ直ぐに健二さんに言う。
そして、私の想いも。
「……私はYUKIが好き。 YUKIはそれを知ってるのに、『宇田川なら咲良を幸せにしてくれるよ』って言ったの。
なんでそんな風に言うかな……。 YUKIにとったら、私の想いは邪魔だから……?」