チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)
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気がついた時、部屋の明かりは豆電球へと変わっていた。
一瞬、自分の家に居るつもりになったけれど……机の上のパソコンから明かりが漏れていて、そこに人影が見えたから思い出した。
……私は、YUKIの部屋に居た。
そしてそこで、寝てしまったんだ……。
ガバッと勢いよく体を起こす。
それにビクッと反応したYUKIが、慌てて振り返った。
「ちょ、心臓止まるかと思った。 どしたの急に。 トイレ?」
「いやっ、あのっ……私、YUKIのベッドで……っ……」
「あぁ、気にしなくていいよ。 俺、下行って寝るから」
「いやいやいやっ、それはさすがにっ……」
客間でYUKIが寝てる = YUKIの部屋で私が寝てる。 ってみんなにバレちゃうじゃないですかっ……!!
「あのっ……私、下行きますからっ……」
「そっか。 階段で転ばないようにね?」
「だ、大丈夫っ……!!」
心臓があり得ないくらいドキドキしてて、多分顔も赤くなってる。
薄暗い中だから、バレてないことを祈るだけっ……。
「し、失礼しますっ!!」
物凄い勢いでベッドから降りて、これまた物凄い速さで頭を下げて部屋をあとにした。