桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
あんたのせいだっての!なんて、言えずにそう答える。
「そう?なら、良いんだけど。あ、あのさお願いがあるんだけど、いいかな?」
どうせ断っても、無理やり連れてくくせに
「別にいいけど、どうして?」
「買い物に行きたくて・・・お願い!」
「いいよ、どうせ暇だし」
「本当?やったぁ!」
あんたに喜ばれても、嬉しくねぇっての
「じゃ、また放課後にね!」
ルンルンとしながら、自分の教室に帰る美穂に俺は怒りしか感じなかった。
「・・・はぁ、いつまで続くのかな?」
なんて、思いながら放課後になるのを待った。