ルナアメガネ
「うわっ!」
田中は驚いた。
「どうしたんだね?」
博士が訊く。
「警備員の青山さんの赤い糸が、青山さんから出て、青山さんにつながってます」
「ちょ、おまっ、それって、ナルシスト!」
「うわっ! 今度は総務課長の五月さんから太陽に向かって赤い糸が出ています!!!」
「まじか!? 太陽をオカズにシコシコやってんのか!? なんという性癖だ」
その後も秋山博士と田中助手はルナアメガネで三時間ほど遊んだ。
「博士、これは凄い発明ですね。こんなにも人間が身近な人をオカズにオナニーしていたなんて……」
「凄いか? なんの役にもたたんやろ?」
「いえ。例えば、小学校の教師が教え子をオカズにしていたら、逮捕できるじゃないですか?」
「いや。想像だけなら、逮捕はできないだろ。無罪だ。だから、このメガネは社会の役にたつことはないだろうな」
そう言う博士はどことなく寂しそうであった。
田中は驚いた。
「どうしたんだね?」
博士が訊く。
「警備員の青山さんの赤い糸が、青山さんから出て、青山さんにつながってます」
「ちょ、おまっ、それって、ナルシスト!」
「うわっ! 今度は総務課長の五月さんから太陽に向かって赤い糸が出ています!!!」
「まじか!? 太陽をオカズにシコシコやってんのか!? なんという性癖だ」
その後も秋山博士と田中助手はルナアメガネで三時間ほど遊んだ。
「博士、これは凄い発明ですね。こんなにも人間が身近な人をオカズにオナニーしていたなんて……」
「凄いか? なんの役にもたたんやろ?」
「いえ。例えば、小学校の教師が教え子をオカズにしていたら、逮捕できるじゃないですか?」
「いや。想像だけなら、逮捕はできないだろ。無罪だ。だから、このメガネは社会の役にたつことはないだろうな」
そう言う博士はどことなく寂しそうであった。