小雪くんが私に冷たい理由。
「告白じゃない?」




真美は、当たり前のようにそう言った。




ええ、そんなわけないでしょ……。





廊下へ出ると、知らない男の子が、隼人の隣にいた。





もしかしてこの人が、優って人?





「コイツさ、優って言うんだけど、安藤っちと仲良くなりたいってさ!」




キラキラとした笑顔で、指でグーっとしながら、そう言った隼人。





「とりあえず、メアド交換でもしてあげて!!」




なんだか、隼人楽しんでない?




そう思いつつも、



「いいですよ~」





と、笑顔で、その優って人に微笑んでおいた。




…苦笑いって、ばれたかもしれないけど。

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