小雪くんが私に冷たい理由。
「はい。すーべて吐け。」





そう言って黒い笑みを浮かべた真美は、お母さんが怒った時よりも怖いと思った。





「あのね……」






私は、数日前の、優くんとのやりとりを思い出した。






………




ある日。私は優くんに一緒に帰ろうと誘われて。





弱い私は、断る勇気もなかったから、ただ頷いたの。






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