生きていかなきゃ
「仕方ねーだろ、好きになっちまったんだから」
...え?
一瞬全ての思考が停止した。
だが久佐野の表情を見て、これは嘘じゃないんだと思わざるを得なかった。
「何でもない! 今の取り消して」
そんなこと言われても...
今の彼の言葉が頭をぐるぐる回っている。
「じゃあ帰って。
もうそろそろご飯の時間だから」
冷たいかもしれないが、今はそうしてもらいたい。
周りに誰もいないのが、せめてもの救いかな。
「じゃあな」
あっさりと帰っていく久佐野。
結局何しに来たんだ?