【短】微熱。
昔から瑠璃は熱を出しやすくって、




家を出るときは普通だったのに、




遊んでる時に熱が出てくるという事が




少なくはなかった。




それでも瑠璃はジッとしてられない奴で




いつも外へと遊びに行った。




いつもそれに俺は付きあわされた。




家が隣同士という事もあって




夕飯を一緒に食べたり、




お風呂にも一緒に入った気がする。




今では考えられないけど。




だからこういう事にもだいぶ慣れた。




熱を出す度、俺が送らなきゃいけなくって




面倒だと思ったこともある。




でも瑠璃は俺にとって生活必需品のようだった。




< 4 / 28 >

この作品をシェア

pagetop