危険なアイツと同居生活




「ヤバいよね!碧!

意外に優しくない?」



「優しい!!

碧、学校にいるときは雰囲気違うし」




女子たちが騒ぐ中、あたしは黙って雑誌を見つめていた。




「そうそう!

碧って彼女いるって噂だよね」




えっ!?




「しかも、この大学らしいよ!」




まさか……


まさかじゃなくて、あたし!!


だけど、そんな噂、もう広まっているの?




あたしは蒼の話なんてしたことはない。

蒼があたしのことを話してくれたなら、何だか嬉しいな。

胸がドキドキして、顔が赤くなって。




「誰!?」




悲鳴のように聞いたその声に、別の声が返した。

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