危険なアイツと同居生活
「頑張ってね」
そう言うと、
「うん!唯ちゃんのおかげで何とかなりそう」
その笑顔に癒される。
そして、蒼はぎゅっとあたしの手を握る。
それだけで身体が熱くなり、鼓動が速くなる。
「唯ちゃん、今日は無理だけどね、明後日からしばらく暇になるから!
そうしたら、いっぱいぎゅっとするからね」
蒼は何もしていないのに。
その言葉だけであたしの心は狂わされる。
ドキドキが止まらない。
こんな純粋で、子供みたいで、でも、えっちで甘い蒼が大好きだ。