危険なアイツと同居生活
パタン……
楽屋の扉が閉まる。
その瞬間、引き締まっていたプロの顔が大きく歪む。
ただ一人、優弥さんを除いて。
「優弥!
さっきの話、なになになに!?」
まん丸の瞳で優弥さんに詰め寄る蒼。
「最近俺たちに隠し事してるでしょ?」
慎吾も怪訝な顔で優弥さんに近付く。
「無駄だよ。
おっさんマジで楽しくねぇもん」
賢一はそう言ってジャケットを脱ぎ捨てる。
やっぱり気になっていたのはあたしだけじゃないんだ。
それでも優弥さんは口を開こうともせず、
「お前らは気にしなくていいんだ」
と言ってネクタイをはずした。