危険なアイツと同居生活





気まずい沈黙が訪れる。

誰もが何かを言いたくても、何も言えない状況だった。

優弥さんに本当のことを聞くのがすごく怖いのだ。

だけど、誰かが沈黙を破らないといけない。






「優弥、新しい仕事決まったんだって?」




誰もが聞きたかったその言葉を、とうとう蒼が発した。



どきん……




心臓の音がやたら大きく、背筋を冷や汗が流れる。




どうか……



どうか……









だけど、




「あぁ」




優弥さんは無表情で頷いた。

胸がずきっと痛んだ。

だけど、それはあたしだけじゃない。

メンバーはもっともっと辛いはず。

慎吾は目に涙を浮かべていて、賢一はぐっとジュースを飲み干した。






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