いつか、また会える日まで。

「良かった……。皆、祭りのとき見てたんですよ。2人がベンチに座って手を繋いでいるところ。」


「…はぁ?!居たんなら声掛けてくれてもいいじゃねぇか!」


「2人の空気が流れていたものでして…」



やってしまった…


あり得ない。

あいつらが盗み見てたなんて……


どんな趣味してんだよ…

でも多分…


俺らがそういう空気じゃないの分かっててそっとしていてくれたんだよな。


「ありがとな。」


「珍しいですね、咲夜がお礼を言うなんて。…付き合いたいですか?加菜と。」
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