俺の初恋は人気声優!
そして俺は今朝の失敗を取り戻すため。
「ちょっと待ってください、もしよかったら連絡先教えてもらえませんか?」
少し悩んだ素振りを見せたが、川佐美ちかさは笑顔で顔を縦に振った。
「そう思うと名前聞いてなかったね、私は川佐美ちかさ、ちかさって呼んでね、君は?」
「僕は橘弥生です。よろしくお願いします!」
「敬語じゃなくてもいいのに」
「はい!」
勢いよく返事をする俺に微笑むちかさがとても可愛かった。
「じゃあそろそろ行くね、ありがとね弥生くん」
といい今朝と同じように手を振りながら去って行く。