愛されることの奇跡、愛することの軌跡
「私、何があったの?」


『…』


「ごめんなさい、ごめんなさい!」


私は健吾さんを突き飛ばした。傷を深めてしまったんだ。


どうしよう、私、何とかしなくちゃ。


でも、すごく考えて、考えても考えても、どうして健吾さんを突き飛ばしたのかがわからない。


「ウワァーン…どうして、どうして…」


私は声に出して泣いた。


それでも健吾さんは私には近寄らず、何かを考えている姿がおぼろげに分かった。
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